特定退職金共済制度(特退共)
特定退職金共済は、従業員の勤労意欲を高め、人材を確保をして事業の安定成長をはかることを目的とした制度です。
将来必要な従業員の退職金を毎月計画的に準備でき、次のような特色があります。
- 企業規模に関係なく加入できます。
- 掛金は月額一人1,000円から30,000円まで1,000円刻みで設定でき、全額損金または必要経費に算入できます。
- 掛金は金融機関の口座から自動的に振替えます。
- 被共済者の脱退が1年未満の場合でも支給額がゼロにはなりません。
- 被共済者の退職が死亡の場合には、基本退職一時金に基本掛金1口につき1万円の金額が追加して支給されます(遺族一時金)。
- 中小企業退職金共済との重複加入も認められています。ただし他の特定退職金共済制度との重複加入はできません。
掛金
- 1口1,000円 30口まで
- 全額事業主負担
給付
- 全額が被共済者(従業員)に以下の方法で支給されます。
- 退職一時金・・・従業員が退職した場合
- 遺族一時金・・・従業員が死亡した場合
- 年金・・・年4回に分けて5年間。10年以上加入した従業員が希望した場合